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スピーカーの再生周波数で思うこと 100kHzって? [BRAVIA & ホームシアター]

ホームシアターのスピーカーを選んでいて、気づいた事があります。
オーディオが大好きだった学生の頃に比べて、スピーカーの再生周波数の高音域の桁が違うのです。

昔、私が持っていた、1本5万円程度のスピーカーですら「20kHz」でした。
しかし、最近のスピーカーは安価な製品でも「100kHz」なんてものもあります。

今回、ホームシアターを構築するにあたって、フロントに選んだ「ONKYO D-077E」は、1本あたり1万5千円程度ですが、37kHzで、従来の約2倍です。


何故昔は、20kHzだったのか?
それは、レコードやカセットテープでは、それ以上の周波数帯を記録出来ない(再生出来ない)から、また、人間の耳に聞こえる範囲が、だいたい20kHzだったから。
と記憶しています。
あの頃は、こもった音でも、イコライザーで調整しながら聞いていました。 あれはあれで楽しかった。

レコードやカセットテープから、CDやSACD、デジタルオーディオプレーヤーになった今日では、全てがデジタル化され、録音施設次第では、20kHzを超える周波数帯を記録する事も出来るのかもしれません。

しかし、人間の耳は、昔の人も、今の人も同じです。


人間の耳では関知出来ない周波数帯も、音質に影響を与えると言われていますが、本当のところはどうなんでしょう。
これは、高音だけでなく、20Hzを下回る重低音でも言われている事です。

カタログを見ると、どうしても、高スペックなものに引かれてしまいますが、
実際のところ、20kHz、37kHz、50kHz、80kHz、100kHzで、どれほどの差を感じることが出来るのか、少々疑問です。

もちろん、20kHz帯を余裕を持って再生する為に、結果的に30kHzや40kHz対応しているのなら良いのですが、
メーカがカタログスペックだけを追いかけているのなら、良い傾向とは思えません。


低音域についても、私は、お腹に響く様な重低音は好きではありません。
メロディーとして認識出来ないからです。
YST-FSW050を選んだのは、値段と消費電力と書きましたが、実は、FSW150と比べて、5Hzほど高い周波数から始まっている事も選ぶ要因でした。
30Hzと35Hzで、どれほどの差があるか、聞き比べた事がないので、あえて書かなかったのですが、一説では、50Hzクラスの周波数帯が、きちんと再生出来れば、音質的には問題ないとも言われています。

なお、130HzからのD-077Eでは、低音が足りないのは、明らかです。
誰が聞いても分かると思います。

カタログスペックを見ると、どうしても目移りしてしまいますが、それほど、スペックに拘らなくても、一般用途では、50Hz~20kHz程度で、十分なのかもしれません。
カタログ上、低スペックだと、無意識的に、低音質と感じしまう事もあるかもしれませんが、自分の耳を信じて、あまり、スペックに拘らない方が、安価でお気に入りのホームシアターシステム構築出来るかもしれません。


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